あたたかいヒュッゲごはん

忙しい日のランチはスープジャーで!手軽に作れる温かいレシピ

Tags: スープジャー, ランチ, 温かいレシピ, 時短, 手軽, 保温弁当

忙しい日中のランチタイムを、温かく心地よい時間に

仕事に家事に育児にと、毎日忙しく過ごされている皆さまにとって、お昼の時間は貴重な休憩時間かと思います。でも、用意したお弁当が冷たかったり、外に買いに行く時間もなかったりと、ゆっくりと温かいものを食べるのが難しい日もあるのではないでしょうか。

そんな時に活躍するのが「スープジャー」です。朝少しの時間を活用するか、前日の準備で、お昼には体の中からぽかぽかと温まる美味しいランチを楽しむことができます。これはまさに、忙しい毎日の中に生まれる小さなヒュッゲの時間です。

この記事では、スープジャーを使った温かいランチを叶えるための基本的なコツと、手軽に作れるおすすめのレシピをご紹介します。

スープジャー活用で叶える温かいランチのメリット

スープジャーをお昼ごはんに取り入れることで、様々なメリットがあります。

スープジャー活用のための基本のコツ

スープジャーを最大限に活用し、お昼まで美味しく温かい状態を保つためには、いくつか大切なポイントがあります。

事前の予熱をしっかりと行う

温かい状態を長く保つためには、ジャー本体を温めておくことが非常に重要です。

  1. お湯を沸騰させます。
  2. 沸騰したお湯をジャーに口元近くまで注ぎ入れます。
  3. 蓋をせずに、そのまま5分ほど置いてジャー全体を温めます。
  4. 中のお湯を捨て、温めたい料理を素早く詰めます。

このひと手間で、料理が冷めにくくなります。

食材はしっかり加熱する

ジャーに入れる前に、食材には十分に火を通してください。特に肉や魚、火の通りにくい野菜などは、食べる時に温まることを期待するのではなく、調理段階でしっかりと加熱しておくことが衛生上も重要です。

温かいまま素早く詰める

予熱後、準備しておいた温かい料理をできるだけ早くジャーに詰めます。温度が下がってしまうと、保温効果が十分に発揮されません。蓋もすぐにしっかりと閉めてください。

口までしっかりと詰める

保温効果を高めるためには、ジャーの中に空洞を少なくすることが有効です。ただし、詰め込みすぎると蓋が閉まりにくくなったり、中のものが漏れやすくなったりするので、適度な量に調整してください。

忙しい日におすすめ!スープジャーであったかレシピ

ここからは、忙しい日でも手軽に作れて、スープジャーにぴったりな温かいレシピをいくつかご紹介します。

具材ごろごろ豚汁風スープ

定番の豚汁をスープジャー向けにアレンジします。根菜類は体を温める効果も期待できます。

材料(1人分):

作り方:

  1. 大根、にんじん、ごぼうは5mm厚さ程度のいちょう切りや半月切りにします。きのこ類は石づきを取り、食べやすい大きさにほぐします。こんにゃくはスプーンなどでちぎります。豚肉は食べやすい大きさに切ります。
  2. 鍋にごま油を熱し、豚肉を炒めます。色が変わったら、根菜類、きのこ、こんにゃくを加えてさらに炒め合わせます。
  3. だし汁を加え、沸騰したらアクを取り除き、野菜が柔らかくなるまで煮ます。
  4. 火を止め、味噌を溶き入れます。味噌の風味を飛ばさないよう、沸騰させないように注意します。
  5. 予熱したスープジャーに熱々の豚汁を注ぎ入れ、蓋をします。お好みで小ねぎの小口切りを添えても良いでしょう。

ポイント: ごぼうはアクが強いので、切ったら水にさらすと良いでしょう。豚肉の代わりに鶏肉や油揚げを使っても美味しく作れます。

トマトと卵のふんわり中華スープ

短時間で作れて彩りも良い、中華風の温かいスープです。卵でふんわりとした食感が楽しめます。

材料(1人分):

作り方:

  1. トマトは1cm角程度に切ります。卵は溶きほぐします。小ねぎは小口切りにします。
  2. 鍋に水、鶏がらスープの素、醤油、砂糖、ごま油を入れて火にかけます。沸騰したらトマトを加えます。
  3. トマトが少し崩れてきたら、混ぜ合わせた水溶き片栗粉を回し入れ、とろみをつけます。
  4. 再び煮立ったら、溶き卵を菜箸などに伝わせながら細く回し入れます。卵がふんわりと浮き上がってきたら火を止めます。
  5. 予熱したスープジャーに熱々のスープを注ぎ入れ、蓋をします。お好みで小ねぎを散らしても良いでしょう。

ポイント: トマトの酸味と卵の優しい甘みが食欲をそそります。お好みで生姜のすりおろしを少量加えても体が温まります。

きのこと鶏肉のクリームリゾット風

ご飯と具材を一緒に煮込むだけで、手軽にリゾット風の温かい一品が完成します。

材料(1人分):

作り方:

  1. 鶏肉は1cm角に切ります。きのこ類は食べやすい大きさに切ります。玉ねぎはみじん切りにします。
  2. 鍋にバターを熱し、鶏肉、玉ねぎを炒めます。玉ねぎがしんなりしたらきのこを加えて炒め合わせます。
  3. 牛乳、水、コンソメ顆粒を加え、混ぜながら煮立たせます。
  4. ごはんを加え、全体を混ぜながらとろみがつくまで2〜3分煮込みます。塩、こしょうで味を調えます。
  5. 予熱したスープジャーに熱々のリゾット風を注ぎ入れ、蓋をします。お好みで粉チーズやパセリを散らしても良いでしょう。

ポイント: ごはんは、冷凍ごはんや前日の残りご飯で大丈夫です。ブロッコリーやほうれん草など、他の野菜を加えても栄養満点になります。

忙しい日でも、温かい食事で心も体も満たす

ご紹介したレシピ以外にも、スープジャーには様々な温かい料理を詰めることができます。カレーやシチューの残り、春雨スープ、ミネストローネ、中華粥など、バリエーションは豊富です。週末にまとめて野菜を切っておいたり、冷凍できる具材を準備しておいたりすると、さらに手軽に温かいランチを用意できます。

忙しい毎日だからこそ、お昼の時間に温かい食事を摂ることは、単にお腹を満たすだけでなく、心にもゆとりを与えてくれます。スープジャーを上手に活用して、日々の暮らしに温かいヒュッゲの時間を加えてみてはいかがでしょうか。