あたたかいヒュッゲごはん

鍋一つで手間いらず 温かいワンポット家族ごはん

Tags: ワンポット, 時短レシピ, 簡単ごはん, 家族ごはん, 洗い物削減

忙しい日のごはん作り、少しでも楽にしたい

毎日のごはん作りは、家族の笑顔を願う大切な時間です。しかし、特に平日は仕事や家事に追われ、ゆっくりと料理に向き合うのが難しい日もあります。限られた時間の中で栄養バランスや家族の好み、そして洗い物の負担まで考えると、献立を考えること自体が億劫になってしまうこともあるかもしれません。

そんな忙しい日々の中でも、温かい食卓を囲む時間を大切にしたいと願う皆様に、今回ご紹介したいのが「ワンポットごはん」です。一つの鍋やフライパンで全てが完結するため、準備も片付けもぐっと楽になります。

ワンポットごはんの魅力とは

ワンポットごはんとは、文字通り一つの鍋やフライパンに具材とご飯を全て入れて火にかけ、そのまま炊き上げる、あるいは煮込んで作る料理のことです。この調理法には、忙しい毎日に嬉しいメリットがたくさんあります。

基本のワンポットごはんの作り方

ワンポットごはんの基本的な考え方は、お米を普段のように炊飯器で炊くのではなく、具材から出る水分や加える水分、調味料を使って鍋の中で炊き上げる(または煮ながら火を通す)というものです。

材料を加えて火にかける前に、火の通りにくい根菜類や肉類を炒めておくなど、少しだけ下準備が必要な場合もあります。お米は洗わずに使うレシピが多いですが、種類によっては洗う必要がある場合もありますので、レシピの指示に従ってください。

火加減は、沸騰したら弱火にしてじっくりと火を通すのが一般的です。焦げ付かないように注意しながら、お米が芯まで柔らかくなるまで加熱します。

簡単ワンポットごはんレシピ例:鶏ときのこのトマトバター醤油ごはん

子供も大人も好きな味付けで、手軽に作れるワンポットごはんのレシピを紹介します。冷蔵庫にある野菜やきのこでアレンジも可能です。

材料(3〜4人分):

作り方:

  1. 鶏もも肉は一口大に、玉ねぎは薄切りに、きのこは石づきを取りほぐすか切ります。
  2. 鍋にオリーブオイルを熱し、鶏肉を加えて表面に焼き色をつけます。玉ねぎときのこを加えてしんなりするまで炒めます。
  3. 洗っていない米を加えて、全体に油が回るようにさっと炒め合わせます。
  4. カットトマト缶、水、バター、醤油、顆粒コンソメ、塩、こしょうを加えます。全体を軽く混ぜます。
  5. 蓋をして強火にし、沸騰したら弱火にします。蓋をしたまま15分から20分程度、水分が少なくなり米に火が通るまで炊きます。途中で焦げ付きそうであれば、少し水を足してください。
  6. 火を止め、蓋をしたまま10分程度蒸らします。
  7. 全体をさっくりと混ぜ合わせたら、お皿に盛り付けます。

アレンジでもっと楽しく

ご紹介したレシピを基本に、様々な食材や味付けでワンポットごはんをアレンジしてみてください。

忙しい日こそ温かいワンポットごはんを

鍋一つで手軽に作れるワンポットごはんは、忙しい毎日を送る皆様にとって、温かい食卓を囲むためのお助けレシピになるはずです。準備も片付けも簡単なのに、具材たっぷりで栄養バランスも良く、何よりもできたて熱々のごはんを家族みんなで楽しめるのは嬉しいものです。

ぜひ、冷蔵庫にあるものや好きな食材で、オリジナルのワンポットごはんを試してみてください。ほんの少しの手間で、心満たされる温かいごはんの時間を過ごしていただければ幸いです。