子供がモリモリ食べる!野菜たっぷり温かいおかずレシピ
忙しい毎日の中で、お子さんが野菜をなかなか食べてくれない、というお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。栄養バランスを考えると、やはり野菜はしっかり摂ってほしいものです。
この記事では、そんなお子さんもきっとモリモリ食べてくれる、野菜をたっぷり使った温かいおかずの簡単レシピをご紹介します。いつもの食卓に温かさと彩りを加え、家族みんなが笑顔になれるヒントになれば幸いです。
子供が喜ぶ野菜たっぷりおかずのポイント
お子さんに野菜を美味しく食べてもらうためには、いくつかの工夫があります。
- 小さく切る、すりおろす: 苦手な野菜も、細かくしたり、他の食材と混ぜ込んだりすることで食べやすくなります。
- 柔らかく調理する: 煮る、蒸すなどで野菜を柔らかくすると、噛みやすく飲み込みやすくなります。
- 子供が好きな味付けにする: ケチャップ味、甘めの味付け、チーズ風味などは、お子さんの食欲をそそりやすいでしょう。
- 彩りを豊かにする: 見た目がきれいだと、食べる意欲につながります。
- 一緒に作る、一緒に選ぶ: 料理に少し関わることで、興味を持ってくれることもあります。
これらのポイントを踏まえ、忙しい日でも作りやすい温かいおかずのレシピを見ていきましょう。
レシピ1:野菜たっぷりミートボール煮込み
子供たちが大好きなミートボールに、野菜をたっぷりと加えて煮込みました。トマトソースで親しみやすい味付けです。
材料(3〜4人分)
- 鶏ひき肉: 300g
- 木綿豆腐: 1/2丁 (約150g)
- 玉ねぎ: 1/2個
- にんじん: 1/3本
- お好みのきのこ類(マッシュルームやしめじなど): 50g程度
- パン粉: 大さじ3
- 牛乳: 大さじ2
- 卵: 1個
- 塩、こしょう: 少々
- オリーブオイル: 大さじ1
- A) カットトマト缶: 1缶 (400g)
- A) 水: 100ml
- A) 顆粒コンソメ: 小さじ2
- A) 砂糖: 小さじ1
- A) ケチャップ: 大さじ2
- A) ウスターソース: 大さじ1
作り方
- 玉ねぎとにんじんは、みじん切りにします。きのこ類も食べやすい大きさに切るか、粗みじんにします。
- ボウルに鶏ひき肉、手で崩した木綿豆腐、パン粉、牛乳、卵、塩、こしょうを入れ、粘りが出るまでよく混ぜ合わせます。みじん切りにした玉ねぎとにんじんも加えて混ぜます。
- 2の生地を一口大の大きさに丸め、ミートボールを作ります。
- 鍋にオリーブオイルを熱し、きのこ類を炒めます。きのこがしんなりしたら、A)の材料を全て加え、混ぜ合わせます。
- 煮立ったら3のミートボールをそっと加え、蓋をして弱火で15〜20分ほど煮込みます。ミートボールに火が通り、野菜が柔らかくなったら完成です。
ポイント
- ミートボールに豆腐を加えることで、ふっくら柔らかく仕上がり、小さなお子さんでも食べやすくなります。
- 野菜はみじん切りにすれば、ミートボールのタネに混ぜ込んだり、ソースに溶け込ませたりできます。
- 多めに作って冷凍保存しておくと、忙しい日のストックになります。
レシピ2:かぼちゃとひき肉の甘味噌炒め
甘いかぼちゃと味噌のコクが、ご飯によく合う炒め物です。かぼちゃの甘みが、他の野菜も美味しく引き立てます。
材料(3〜4人分)
- 豚ひき肉: 200g
- かぼちゃ: 1/4個 (約300g)
- 玉ねぎ: 1/2個
- ピーマン: 2個 (またはパプリカ)
- ごま油: 大さじ1
- B) 味噌: 大さじ2
- B) 砂糖: 大さじ1.5
- B) みりん: 大さじ1
- B) 酒: 大さじ1
- B) 醤油: 小さじ1
- おろし生姜: 小さじ1 (チューブでも可)
作り方
- かぼちゃは種とワタを取り、一口大に切ります。耐熱皿に並べ、ふんわりラップをして電子レンジ (600W) で3〜4分、少し柔らかくなるまで加熱します。
- 玉ねぎは薄切りに、ピーマン(またはパプリカ)は乱切りにします。
- B)の調味料を混ぜ合わせておきます。
- フライパンにごま油を熱し、豚ひき肉を入れて中火で炒めます。ひき肉の色が変わったら玉ねぎを加えてしんなりするまで炒めます。
- 1でレンジ加熱したかぼちゃとピーマンを加えて軽く炒め合わせます。
- 混ぜ合わせたB)の調味料とおろし生姜を加え、全体に味がなじむように炒め合わせます。かぼちゃが完全に柔らかくなったら完成です。
ポイント
- かぼちゃを事前にレンジ加熱することで、炒め時間が短縮でき、忙しい日でも手軽に作れます。
- 味噌と砂糖、みりんの組み合わせは、お子さんが好きな甘じょっぱい味付けになりやすいです。
- ピーマンなどの少し苦味のある野菜も、かぼちゃの甘みや味噌の風味で食べやすくなります。
野菜をもっと食卓に!その他のヒント
- スープや汁物に細かく入れる: ポタージュにして野菜の形をなくしたり、お味噌汁の具材をいつもより小さく切ったりするのも良い方法です。
- ホットプレートや鍋料理で: 家族みんなでワイワイ囲むホットプレート料理や鍋料理は、自然と野菜をたくさん摂りやすい機会です。
- お好み焼きやチヂミに混ぜ込む: 小麦粉ベースの生地にみじん切りの野菜を混ぜ込むと、おやつ感覚で食べられることもあります。
まとめ
お子さんにたくさんの野菜を美味しく食べてもらうことは、栄養面だけでなく、家族の健康にとっても大切なことです。今回ご紹介したレシピのように、切り方や味付け、調理法を少し工夫するだけで、苦手な野菜も克服できるかもしれません。
忙しい毎日の中でも、温かい食事を家族みんなで囲む時間は、心と体を満たす大切なひとときです。ぜひ、お子さんが笑顔で「おいしいね」と言ってくれるような、温かい食卓を囲んでみてください。